11月1日から新サイトに移行しました。URLは下記の通りです。リンクしている場合はURLを差し替えていただくようお願いいたします。

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March 30, 2005

project サマカトポロジー「そういえば忘れてた」

 project サマカトポロジー「そういえば忘れてた」公演が新宿のタイニイアリスで開かれました(3月24日-27日)。「『ベタ寄りの不条理』な笑いと『とっても未練がましい』セリフで構成され『さほど計算しつくされてない緻密さ』を武器に暴れるエンターテイメント集団」だそうですが、今公演の評価は高いようです。
 東京と名古屋を行ったり来たりの観劇系ウェブログ「#10の観劇インプレッション」は「結論から言えば面白かった。個人的にこういうの大好き。首尾一貫したストーリーを説明するのは難しいし、あまり意味もない。ただ断片的なエピソードの積み重ねと複雑に絡み合った人間関係があり、人物相関図とか作りたくなる。でも実はその複雑さにそれほど意味がなかったりする辺りも良い」と好感を持っています。
 「休むに似たり。」は「ナンセンスな笑いと繊細な言葉が同居する不思議な手触りの芝居」と何とも言えない魅力を語っています。

 劇団主宰の澤唯さんとインタビューしたとき、次のように話していたのが印象に残っています。

大直球は苦手ですよね。正面切って「どうだ」っていうのはちょっと・・・気恥ずかしさがある。多分、役者としては「そんなもの」と言いながらも、実際やったら気持ち良かったりするんじゃないかと思うんです。ただ、書いたり演出したりという視点から見たときは、どうしてもそれを茶化したくなるんです。だから、同じようなことをやっているんだけれども、見ている側が、それがパロディーであるとか、それを少しズラしているんだということを分かって笑える方法を選択することが多いですね。その中で「ボソッ」と本音が出るところをどうやって拾ってもらうかというところに苦心しているような気がします。
 インタビューしたのに、日程の都合でどうしても舞台はみられませんでした。残念です。次回は足を運びたいと思います。
Posted by KITAJIMA takashi : 05:16 PM | Comments (0) | Trackback

March 29, 2005

ファミリア・プロダクション「ジュヌン 狂気」(続)

 ファミリア・プロダクション「ジュヌン 狂気」公演評(3月21日掲載)に追記しました。
 曽田修司の「 ときどき、ドキドキ。ときどき、ふとどき。」、薙野信喜さんの「 福岡演劇の今」、それにBlankPaperさんの「Somethig So Right」も、「表現の力強さ」「ことばの迫力」「言葉の圧倒的な強度」に強い印象を受けているようです。
 しかし全く逆の見立てもあります。「しばいにっき」は「どこかで見たことのあるようなものばかり」と、厳しいと言うより、評価の手がかりを見出せないようです。
 

Posted by KITAJIMA takashi : 04:02 PM | Comments (0) | Trackback

March 28, 2005

飛ぶ劇場「Red Room Radio」

 東京国際芸術祭で、北九州市を本拠地に活動する「飛ぶ劇場」の「Red Room Radio」公演(3月11日-13日、東京芸術劇場小ホール2)が開かれました。
 「男性40代オスの負け犬(笑)。職業大学講師。一応、文学専攻だがほとんど研究せず『表現法』などの授業と雑用ばかり。演劇は最近集中的に観ており、勉強中」というBlankPaperさんのサイト「Somethig So Right-東京舞台巡礼記」がこの公演を取り上げ、「ズシンと心の中に杭を打たれたような気持ちになって帰ってきた」と書いています。内容はかなりヘビーなのでしょうか。「『NYLON』や『大人計画』の終末が、どこか観客が別の世界として観られる枠に収まっているように感じられるのに対して、この芝居の終末は、なんだか他人事ではいられないところがある」とも述べ、内容に分け入っています。

 「休むに似たり。」サイトも「この救いの無い物語、どこかに気持ちがフックされるのです」と書き留めます。

 「デジログからあなろぐ」サイトは舞台の様子を詳しく紹介しながらも、最後に「物語がどうのこうのというよりも、私は役者陣の個性豊かさにワクワク。キャラクターの濃い人がいっぱいだなぁ・・・あんな馬鹿なことを本気でできるのが羨ましいです」と役者の個性に感心しているようです。

 「ゾウの猿芝居」サイトの鈴木厚人さんは「レッドルームレディオ -飛ぶ劇場の人を喰った芝居」というタイトルでこの公演を取り上げ、「今の私にとって、非常に貴重な演劇体験になった。胸が痛くなるほど考えさせられたからだ。なぜか?」とした上で、物語の展開が「安易に過ぎないか」と問い掛けます。鈴木さんは劇団印象(indian elephant)を主宰。舞台を正面から受け止めた上での発言とみられます。コメント欄にも書き込みがあり、議論が発展するのでしょうか。

[上演記録]
飛ぶ劇場「Red Room Radio」(東京芸術劇場小ホール2、3月11日-13日)
東京国際芸術祭参加作品

作・演出: 泊 篤志
舞台監督: 福田修志(F's Company)
舞台美術: 柴田隆弘
照  明: 乳原一美
音  響: 杉山聡
衣  裳: 内山ナオミ(工房MOMO)
小道具:  橋本茜(Art Stage KenTa)

出演: 寺田剛史/内田ゆみ/橋本茜/有門正太郎/鵜飼秋子/北村功治/藤原達郎/権藤昌弘/内山ナオミ/門司智美/葉山太司/藤尾加代子/木村健二/加賀田浩二/桑島寿彦

Posted by KITAJIMA takashi : 01:11 PM | Comments (2) | Trackback

March 27, 2005

ポポル・ヴフ「ドライトマトと飛行機と裏声」

 大阪・京都を中心に関西で活動しているパフォーマンスグループ、ポポル・ヴフの「ドライトマトと飛行機と裏声」公演が大阪のアリス零番館で開かれました(3月2日)。京都橘女子大学でアーツ・マネジメントを教えている小暮宣雄さんのメールマガジン「KOGURE Journal/Express」(vol.1532、3月24日発行)がこの公演を取り上げています。同じ内容が、小暮さんの「日録」ページとwebログ「【こぐれ日乗】消えつつ残りつつ」の双方に掲載されています。

 「抽象的だが穏やかな肌合いが感じられ」る「巧妙な音環境」を指摘したあと、次のように述べています。

ポポル・ヴフ(征服されて消されたマヤ神話自体は何も知らないのではあるが)とじっくりとつきあっているぼくには少しずつ、少しずつ、ここのダンスの核心みたいなのが見えてきているので、心底嬉しくなる。
それは、《水平線の不確かさのなかで、きれいでゆたかなのにすこしさびしい意思の所在を探すたび》なのだろうとかってに思っている。ダンスする二人は互いを意識しつつ意識しない。別々であって一緒なのである。2つめの座ってのストイックなダンスパート部分(はまだくみ&徳毛洋子スレンダーペア)においても同じこと。線香花火の映像も「きれいでゆたかなのにすこしさびしく」燃えている。
終わりを始まりに予感させ、終わりも余韻を残さないシンプルさ(さっと機械的に消える最後の映像だけは、もっとゆっくりとじわじわ消えていくのでもいいように思うのだけれど)。

Posted by KITAJIMA takashi : 11:00 PM | Comments (2) | Trackback
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