執筆者プロフィール(順不同)


西村博子
にしむら・ひろこ
 NPO ARC(同時代演劇の研究と創造を結ぶアクティビティ)理事長。小劇場タイニイアリス代表取締役兼アリスフェスティバルのプロデューサー。大阪南船場にアリス零番舘-ISTもオープン(2004.10)。日本近代演劇史研究会(日本演劇学会分科)代表。早稲田大学文学博士。著書に『実存への旅立ち-三好十郎のドラマトゥルギー』、『蚕娘の繊絲-日本近代劇のドラマトゥルギー』ⅠⅡなど――とは、実は世 を忍ぶ仮の姿。その実体は自称「美少年探検隊長」。日本の、アジアの今!を表現する舞台に輝く美少年を求め、しょっちゅう右往左往している。

河内山シモオヌこうちやま・しもおぬ
 日本演劇学会・日本近代演劇史研究会会員。近日刊行予定『20世紀の戯曲III』(共 著)。REAL TOKYO 、アイクレオ発行の会員制メールマガジン、I AM ALICEなどにレビューや作品紹介文 を寄稿してきました。このサイトでは、舞台のジャンルを限定せず劇評を書くほか、演劇以外にも「表現する」「観る」という関係が成り立つものについては広く自分の対象にしたいと思っています。強引な映画レビューはその一例です。どうみてもサイト内で浮いてい るのですが、楽しんで読んでいただけるよう努めます。  

後藤隆基ごとう・りゅうき
 大学時代にはじめてお芝居を観て以来、「演劇って何だろう」と思いながらの劇場通 い、挙句戯曲に手を出し今日に至ります。このたび機縁に恵まれ、サイトに参加させて いただけることになりました。劇作ともども、よい言葉を綴れたらと思っております。 青年劇場創立40周年記念創作戯曲賞佳作受賞。

今井克佳いまい・かつよし
 東京都立大学大学院博士課程満期退学。文学修士。 現在、東洋学園大学現代経営学部専任講師。 専攻は日本近代詩、特に八木重吉に関する論考が多い。 共著として『文体(スタイル)の文学史』(東京堂、1995) 『近代のレトリック・日本文学を読みかえる8』(有精堂、1995)など。 経営系の大学で文章表現を中心に教えていたが、ここ数年、劇場通いに目覚め、すっかり演劇にハマってしまった。 特に野田秀樹作品との出会いが与えた影響は大きい。あくまで趣味として観劇ブログを始めたつもりだったが、 非常勤先で演劇に関する講義を受け持つようになったりと、なんとなくそのへんは現在曖昧である。 今後は、右脳も左脳もフル回転するような刺激的な舞台をたくさん観ていきたい。(「Somethig So Right 東京舞台巡礼記」主宰)

柳沢望やなぎさわ・のぞみ
 10年に及ぶ大学院生活に見切りをつけて2005年3月法政大学大学院哲学専攻博士課程単位取得退学(専攻はベルクソンだった)。在学中からアトリエサードのTH叢書や『美術手帖』誌、商品劇場のブックレット、あるいは Cut In などで舞台関連の記事を散発的に発表。2001年から2003年まで、ダンスの学校PASで「ダンス批評」の授業を担当した。演劇でもダンスでも、実験的なものや先鋭的なものに興味がある。時間感覚がどこまでも澄んでいくような舞台の喜びを感じさせてくれる公演を探したい。きっと今ごろどこかの小さな会社でなにかの雑誌に載る記事をつくる仕事をしているはずです。

山関英人やまぜき・ひでと
 記者。『埼玉新聞』の記者(特約)として、舞台芸術(おもに演劇)に関する記事を寄稿する。メディアでは取り上げられない、水準の高い舞台を創る〈集団〉を積極的に取材する。テーマとしては、舞台そのものと、舞台を取り巻く環境という全体像を、有機的で総合的な見地で捉えることを常に意識し、「公共劇場・ホールの役割」「演劇の経済問題」「ワーク・イン・プログレスのゆくえ」「劇評のあり方を めぐって」などを追究している。2004年4月から『埼玉新聞』で企画「感劇~今月のおすすめ舞台~」「感劇、その後」(同年9月から)を担当。レポートや劇評も手がける。2005年から『週刊金曜日』でも劇評を執筆。ブログでは「舞台芸術の小窓」を主宰している。

吉田ユタカよしだ・ゆたか
  子供の頃に英語劇のようなことをやっていたのが芝居に関心をもったきっかけといえばきっかけかもしれません。18-19歳の頃にバブル景気に乗っかった小劇場ブームがあり、いくつかの劇団の芝居に魅せられました。ところが熱しやすく冷めやすい性分のため、じきに関心もなくなり、会社員になって芝居とは縁のない生活を送っていましたが、たまたま飲み屋のオネーチャンが出る舞台をふらっと見に行ったところ、焼けぼっくいに火がついてしまいました。

吉田俊明よしだ・としあき
 某国立大学の工学部に所属し、来年からはネット業界で働く。そんな理系院生の演劇 への目覚めは、演劇部の外部公演を見たことに始まる。劇制作の傍らで書いている劇 評の理念は「劇内容の見えない評論」。物語や情感に触れずに、可能な限りロジカル に演劇の構造を読み解く。だからきっと読むだけじゃつまらない、実際の舞台と見比 べた時に最高の効力を発揮する文章である。それと劇を取巻く環境について言及する 事も多い。要は、観客の解釈ではなく、演出や制作の立場に近づく事を試みて、その 理想と現実の狭間を文章にしているのです・・・ので、いまいちな舞台の方が、文章 が長くなる傾向があるらしいです。(「デジログからあなろぐ」主宰)

鈴木麻那美すずき・まなみ
 日本大学芸術学部映画学科映像コース卒。だけど学生の時、映画もあまり観なくなり、演劇にハマる。なので実は観劇歴も浅く、演劇についての知識もあまりない、ずぶの素人。それなのにここに参加させていただく、不思議。素敵な劇団や役者さんを見つけるとうれしくなります。

葛西李奈かさい・りな
 日本大学芸術学部演劇学科劇作コース四年。高校時代から演劇に携わり活動をしてい く中で、劇場だけに留まらない『演劇と社会との関わり』に興味を持ち、作り手と読 み手をつなぐ劇評や福祉・医療・教育など様々な領域で取り入れられている即興劇の 要素を使った方法論『プレイバック・シアター』を学び始める。それぞれの領域で 培った経験を生かした結果か、2005年7月開催の高田馬場Bens cafe主催『Prize price the words』で優勝。『妥協ではない可能を開け』がモットー。頭と心と体を フル活動させて精進する予定。(「女子大生カンゲキノススメ」主宰)

小畑明日香おばた・あすか
 2005年8月現在、慶應義塾大学1年生。中学時代からの脚本執筆や役者経験を経て現在に至る。「中学校創作脚本集2」(晩成書房)「中学校のクラス劇」(青雲書房)などに脚本収録。なまじ活動の幅が広いので、自己紹介に困る。

北嶋孝きたじま・たかし
 共同通信を2004年7月で退社、フリーになりました。在職中は文化部生活が長く、最近数年はインターネットとコンピューター絡みの仕事が続きました。演劇と音楽のコラムを雑誌に十年余り書き続けて2004年夏一段落。身すぎ世すぎ だけではつまらないので、旧知のタイニイアリス西村さんの好意でこのサイトを始めることになりました。
(2005.9.04)

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